心身症・うつについて①は、こちら
心身症・うつについて②は、こちら
心身症・うつについて③は、こちら
前回の続きです💕
「摂食障害」が、どうやって治って行き、今どうなのかについて・・・
ひとつ思い出したのですが、
子どものころ買い食いをさせてもらえませんでした。
貧乏でお金がなかったことと、身体のためを思ってだと思います。
なので、ケーキ、お菓子、菓子パン類を買うのに、
ものすごい罪悪感(良い子じゃない私は許せない)が
あったことを思い出しました。
あくまでも個人的な見解です
少し症状がましな頃から、当事者や医療関係者などで企画する催しに
参加するようになったこと
私の場合、自分を表現するということが必要だった
そして、「セラピストとして」所属していた学会や研究会で、
死亡例も含め、ありとあらゆる症例を見たこと
死にたくなかった私は、本当に治りたいと思ったのです
そして何よりも、「普通に食べたい」「普通になりたい」この気持ちが
ものすごく大きくなって、止められなくなったこと
この3つが絡み合って、私は治癒に向かっていきました。
ただ、漫然と治るのを待っていたわけではなく、
①体重計の乗るのを止めた
②当時のパートナーに、「摂食障害であること」と「過食の時はどれくらい
食べるのか(食べずにはいられないのか)」を、実際に見てもらうこと
パートナーはとても驚いていたし、本当に理解はできなかったと思うけど、
主治医以外に話せたということが、私の中ではとても大きな転機になりました。
当時、自伝も書いたのですが、それも大きかったです。
※時期は未定ですがリライト予定ですので、その時はよろしくお願いします💕
③治りたい気持ちと、痩せていたい気持ちと、食べたい気持ちのせめぎ合いを
その時その時で、なだめるしかなかったのですが、私はいつも「治りたい気持ち」が
勝つことが多かったので、過食をしたくなったら、まずは「過食する自分を許す」
そこから始めました。
そして、とりあえずは、食べたいものを買い食べる。
④当時、断薬もしていたのですが、内服薬の量が減ると、気持ちが落ち着くことが
(過食の欲求が減る)多かったようにも思います。
断薬をむやみに進めることはできませんが、自分がどんな薬を飲んでいるのか、
一度調べられても良いかもしれません。
※私の主治医は断薬に理解があったので、自分でもしっかり勉強した上で、
3~4年かけて止めました
⑤プロセスワークという精神療法を学び始めた主治医のお陰で、
今までとは違う心理療法に触れることで、新しい人間関係も生まれ、
徐々に自分を取り戻せたこと
⑥ほぼほぼ治ったころから、一番最初に書いた催し物で知った自助グループに
参加するようになり、治った自分を見てもらう(表現する)ことで、
さらに気持ちが安定して行った
⑦逆説的ですが、もう一生、摂食障害のままでも良いかもしれないと、
半分諦めみたいな気持ちになったこと
※必死に「治さねば」(ねばならない思考)と思っている時より
少し力が抜けた状態です
行ったり来たりしながらで、一直線で、順調に治った訳じゃないけど、
ある一定の時期を過ぎると、極端な過食・拒食だけはしないようになっていました。
ただ、割と残ったのが、カロリー表示のある物は表示を見ないと買えない。
いや・・・買うんですけどね(汗)
買うんですけど、癖だったんです・・・
手に取ったら、流れるようにカロリー表示を見ていました。
で、今ですが・・・
食べたい時に、食べたいものを食べたいだけ食べています。
でも、通常は2食のことが多いです。
食べたくない時は食べませんし、食べたい時は、もちろん過食時のような
異常な量ではありませんが、2人前くらいは食べます。
ただ、基本的に自炊ですので、食材(特に調味料)には、とても気をつけています。
少々高価でも可能な限り「本物」を使う事。
これだけでも、心身の安定加減がかなり違います。
人間は食べているもので作られています!!!
病院での栄養指導含め、巷で言われていることが本当かどうか(例えば減塩)、
それを見る目を養う必要があります!
かといって、時々は外食もしますし、小麦や砂糖たっぷりの身体に悪そうな(苦笑)
お菓子や菓子パン、乳製品を買うこともあります。
コンビニでお弁当を買ったりもします。
そういう時は、「食べられてありがたい」と感謝を持っていただくようにしています。
そして、私の中で、親の呪縛から解き放たれ、過去のことを昇華しているので、
私は症状がなくても、大人でも甘えて良いし、どんな自分をも許せるようになった…
これが一番大きなことだったのだと、そう思います。
完璧でなくても良いと、自分を認め許すこと・・・
食事のことと同時に、自分の内面を変えて行く必要があると痛感しています。
「認知のゆがみ」(物事の捉え方)を直すだけで、いろんなことがとても変わります。
ただ、これは、ひとりでできるものではなく、長年かけて身につけた癖を書き換える
必要があるので、とても時間がかかります。
でも、書き換えた後は、人生が生きやすくなることは間違いありません。
※嫌なことが起きないとかではありません!
お間違えなく!
最後に、とても厳しいことを書きますが、一旦ありのままの自分を認め許した後は、
その過去の自分をすべて手放して生き直す作業が必要になります。
同じことをしていても、同じ結果しか生まないならば、違うことをやるしかありません。
脳は、しんどくても、辛くても変化を嫌います。
変わりたくないと抵抗を示しますので、そこをどう乗り越えるのかが勝負になります。
依存先を、食べ物から他のものへ移して行かねばなりませんので、
自分を見つめて内面からしっかり変えねば、また別の物(もしくは人)に
依存してしまい、依存先が変わっただけで、本当の意味での解決には至らないのです。
依存が悪いのではなく、何事も極端に走らず、程よいところでバランスを取る練習が
必要になってくるのです。
食の悩みから解放され、初めてカロリー見ないで買った100円の菓子パンを持って、
罪悪感なくレジに並んだ時、嬉しくて嬉しくて涙が出たのを覚えています。
100円で天国に登りそうなほど幸せになりました!
今でもそうですが、色んな苦労を乗り越えて良かったなと思うのは、
そういう体験をしていない人なら普通に思うことですら、幸せに思えること!
あなたのその辛い経験も無駄にはならないはず!
参考になったかどうか分かりませんが、
最後までお読みくださりありがとうございました。
つづく💕
ご理解いただけましたら幸いです。
なお、自宅サロンに来ていただくか、遠方の方にはZOOMを使っての、
お顔を見ながらの対面のお話しセッションは可能です。
メニューとしてはありませんが、アロマのセッションと同料金です。
西洋占星術のセッションを組み合わせていただくことで、
世界でたったひとつの「大切な自分の取り扱い説明書」をることも可能です!
今回、本文に「表現」というのがたくさん出てきていることに
お気づきでしょうか?
月が獅子座の私は、自分を表現する必要があったのです。
そして今その特質を、ハープの演奏という形で健全に使っています
ご興味のある方は、下記からお問い合わせください。